体に優しい無添加パンの選び方

いろいろなパンがあるけど、どのようなものが体に優しいのでしょうか?ここでは、体に優しいパンの選び方についてご紹介します。
添加物とは
食品添加物は、保存料、甘味料など、食品の加工・保存・風味付けのため使用されるものです。厚生労働省が安全性を評価し、健康への悪影響がない摂取量などの基準を定めています。体への悪影響はないとされていますが、安全性の評価は添加物単体で行われているため、複数の種類を摂取した場合の検証は不十分との指摘もあります。
毎日食べるものなので、できるだけリスクを減らして体に優しいものを選びたいという人が増えている中で、無添加食品は注目されています。
添加物の見分け方
食品添加物は、パッケージの「原材料名」を確認することで見分けることができます。
以下のパターンのどれかになります。
- 原材料と添加物を改行して表示している。
- 原材料と添加物を「/」で分けて表示している。「/」以降が添加物。
- 原材料と添加物を別欄に表示している。
「/」で分けて表示されているパターンが多いように思います。例えば、以下の表示の場合、「/」の後の「乳化剤、イーストフード、ビタミンC」が添加物になります。
小麦粉、糖類、マーガリン、パン酵母、食塩、脱脂粉乳、植物油脂、醸造酢/乳化剤、イーストフード、ビタミンC

パンの添加物
パンに使われている添加物は以下のものがあります。
乳化剤
パンの柔らかさを保つために使われます。乳化剤には、本来混ざり合わない水と油を混ぜ合わせる働きがあります。
乳化剤は適切な量では、健康に悪影響はないと言われていますが、大量に摂取されると、腸内環境を変化させ、炎症を引き起こす可能性があるという指摘があります。
イーストフード
パンを焼く前の発酵にはイースト(パン酵母)が必要です。そのイーストのエサになるのがイーストフードです。パンの発酵を促進するために使われます。
塩化アンモニウムや硫酸カルシウムなど特定の16種類の添加物の中から2種類以上を使用することで「イーストフード」と表示できます。それらの添加物の中には、健康への潜在的なリスクを持つ成分が含まれているので注意が必要です。
酸化防止剤
パンの変色や風味の劣化を防止し、パンの品質を安定させるために使用されます。酸化防止剤は全て危険というわけではありませんが、発癌性が疑われるBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)のようなものもあります。
臭素酸カリウム
パン生地や小麦粉の改良剤として使用される添加物です。発癌性が確認されており、使用が禁止されている国もあります。
ビタミンC(V.C)
ビタミンCと聞くと健康に良いように思えますが、パンに入れているビタミンCはアスコルビン酸という合成添加物です。パンを膨らませるために使われます。
その他
上記の他にも、保存料、着色料、香料などの添加物があります。
どの添加物も食品衛生法上、安全基準を満たしていて安全だと言われていますが、色々な食品に使われてており、合わせて摂取することでの問題や、長期に渡って摂取することでの問題は未知数です。
過度に心配する必要はありませんが、リスクを避けるためにもなるべく無添加のものを選びたいですね。

添加物ではないが気をつけたいもの
添加物として表示はされませんが、気をつけたいものには以下があります。
マーガリン
トランス脂肪酸が含まれており、過剰摂取で血液中の悪玉コレステロールが増え、動脈硬化などのリスクが高くなります。
ショートニング
マーガリンと同じくトランス脂肪酸が含まれており、過剰摂取で血液中の悪玉コレステロールが増え、動脈硬化などのリスクが高くなります。
ベーキングパウダー
ベーキングパウダーの成分ミョウバンにはアルミニウムが含まれています。許容量の範囲であれば健康に悪影響はないとされていますが、子供の場合、食べる機会が多い子は許容量を超える可能性があります。
アルミニウムが含まれていないアルミニウムフリーのベーキングパウダーもあります。
外国産の小麦
輸入小麦は「ポストハーベスト」と呼ばれる処理が行われていることがあります。これは品質保持の目的で、穀物などを収穫した後に農薬を散布する方法で、農薬の残留量が多くなります。日本では禁止されています。
また、アメリカやカナダなどでは収穫直前に除草剤を撒いて小麦を枯らしてから収穫する「プレハーベスト」と呼ばれる作業を行われていることもあります。除草剤として使われるグリホサートに発癌性があるとされ、日本では禁止されています。ヨーロッパでも規制される国が増えてきています。
そのため、国産小麦は、輸入小麦に比べて農薬残留量が少なく、安全であると言われています。
国産小麦かどうかは原材料欄で確認できます。表記では、以下の点に注意が必要です。
小麦粉(小麦(国産))
→ 小麦の産地は国内
小麦粉(国内製造))
→ 小麦粉を精製したのは国内だが、小麦の産地は海外の可能性がある
「小麦粉(国内製造))」と書かれていてもパッケージに「国産小麦使用」と書かれていたり、産地が書かれていることもあります。書かれていない場合は海外産の可能性が高いです。
まとめ
これらが含まれている食品を食べても、すぐには健康に悪影響はないとは思いますが、いろいろなリスクは含まれていることがわかります。
これらのものを使えば、より安く簡単にパンは作ることはできます。しかし、人々の健康、食の安全を考え、様々な工夫や、手間暇をかけてパンを作られている方がいます。そういった方々に敬意をはらい、このサイトではご紹介させていただいています。